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大分大学医学部付属病院

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V-FASTは、災害・救急現場において車載のカメラ、モバイル端末などを利用し、
「カメラ映像」、「バイタルデータ」、「位置情報」など様々な情報を収集、
インターネット回線を通じてリアルタイムに共有することができるシステムです。
今回、映像・心電図・位置情報をクラウド環境で統合した大分県
「クラウド統合型救急支援システム」におけるV-FASTの取り組みをご紹介いたします。

Interviewインタビュー

下村 剛

大分大学医学部附属病院
医療情報部 教授
病院長補佐(ICT・危機管理担当)
大分県遠隔画像伝送システム連絡協議会
会長
下村 剛

中嶋 辰徳

大分大学医学部附属病院
災害対策室
副室長
中嶋 辰徳

画面イメージ

画面イメージ

導入の背景

導入の背景

システム導入の背景について

下村 剛

まず大分県の特殊性として、主要な医療機関は、大分と別府という地域に非常に偏っています。
地域は過疎化が進み、病院も少ない。
例えば、脳卒中や心筋梗塞の患者さんは、1時間近くかけて搬送しなければならない、
というような状況が多々ありました。

そういった中で、いかに救命率を上げるか、患者さんたちの予後を改善させるか、
という事に対して、少しでも役立てることが出来ないか、ということで、
この画像伝送システムを導入したというのが経緯です。

V-FASTの評価

下村 剛

当初提案されていたシステムを見る限り、果たしてうまく大分県で使えるのかって、
すごい疑問を持っている状況でした。

ところが、インフォコム社から提案のあったシステムを見せていただいたところ、
これは大分県でも使えるシステムだと判断しました。

なぜかというと、3Gで十分な映像を送れる。
途中で途絶えても、そのときにたまった映像データは捨てて新しいものを送ることができる。
この二つの特長に感銘しました。

中嶋 辰徳

まず他のシステムも同じなんですけど、
(様々なシステムにおいて)単独でシステムが稼働しています。
でも A (システム)と B(システム) が一緒にあるといいな、一緒に見られるといいな、
とか一緒に使えると便利がいいと思ったときでも、全然相容れない。

拡張性がお互いに無い場合っていうのは、もうどんなにいいものでも
単独で使わざるを得ない、これは利用する側にとっては運用でカバーせざるを得ず、
残念ながら不便だと思います。

今回のシステムは大分県の遠隔画像伝送システムを構成していた「映像」・「心電図」・「位置情報」
というものをクラウド化することで、全てのシステムを連動させることが出来ました。
拡張性が非常に高いので、将来的に救急現場で必要となる医療機器などにも接続できれば、
利便性向上も期待でき、発展性のあるシステムだと思います。

また、クラウド統合型救急支援システムでは、単独システムでの閲覧は可能な状態でクラウド化
しているため、仮に不具合が生じた場合でもそれぞれの閲覧画面にて運用できるようになっています。

導入後の変化

導入後の変化

導入されてからの変化

下村 剛

このシステムが導入されたことによる変化としては、
まずは、患者さんの状況を伝達しやすくなりました。
言葉だけで伝えるのと違い、実際に映像を見ながら、
それを救急病院にいる医師が見ているので、
共通の画像を見ながら、説明ができますので、
非常に患者さんの状態を伝えやすくなっています。

また、位置情報もわかりますので、
あと何分ぐらいで到着するかというのは、
救急隊の連絡を待たずともよくわかります。
特に大分大学が行なっているドクターヘリの運用においても、
有効に利用されていると聞いています。

システム普及のポイント

システム普及のポイント

地域の救急医療体制整備におけるシステム普及のポイント

下村 剛

全県レベルでやる場合においては、どうしてもどういう運営母体でやるか、
というところはよく検討が必要ですし、
また、特に行政においては医療の方と消防の方と縦割りになってることもありますので、
そこにおいてもうまく連携するということを考える必要があると思います。

中嶋 辰徳

導入検討の際、良い機械を持ってくる、良いシステムを持ってくるっていうのは多分、
問題なくできると思うんですけども、この地域に合った自分たちが求めるものなのかを
しっかり考えてほしい。
そして、導入後はみんなでいい環境を作って、育てていくようなことが必要かなと思います。
やはり、このようなことができたら患者さんのために、傷病者のために、救急隊の方が
少しでも役に立つ、というようなものならば、必ずそれは広がっていくような感じはしますね。

どんなものを使って、どんなことをしようとしているのか、どんなものが自分たちの
地域にあっているのか(実証実験等を通して)をみんなに知ってもらう・分かってもらうことに
時間をかけ、導入することが目的とならないようにしなければなりません。

そして、救急隊の方に負担にならないもので、
このようなことは絶対今から役に立つんだっていうことで、
みんなで方向性をきちんと確認し、導入の検討段階から消防や医療機関、行政の方も
入ってもらう必要があると思います。

それぞれの強みであったり、専門性、視点等を入れていったりすることで、良いシステムを
最終的には作り上げることができるかな、と思います。

今後の展望

今後の展望

V-FASTの可能性

下村 剛

「クラウド統合型救急支援システム」として生まれ変わったんですけれども、
やはりこれを生まれ変わらせることができたのは、
インフォコム社の協力無しには、成し得なかったことだと思っています。
非常に柔軟に対応していただき、この三つのシステムを一つの画面で
見せられるようにしていただきましたし、
さらに発展性を残してもらっています。

いろんな映像を組み込める。
例えばビデオ喉頭鏡をその中に組み込めば、
当然、メディカルコントロールで利用することも可能になります。

今、大分県では脳卒中のトリアージをするようなアプリも実証実験を行っており、
そういったものも、この「クラウド統合型救急支援システム」へ連携させることも
十分に可能です。
また、❞おおいた医療ネットワーク❞ という医療情報ネットワークを中心的に構築していますが、
そこから医療情報ネットワークの中にある、患者さんの注射、処方等のデータを
この救急支援システムと連携させるような計画も現在進行中です。

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