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旭川医科大学

多職種の働き方改革を推進
労働時間の見える化を実現

Interviewインタビュー

富田 直樹

旭川医科大学
事務局人事課労務管理
係長
富田 直樹

画面イメージ

画面イメージ

導入の背景

導入の背景

システム導入の背景について

富田 直樹

働き方改革への対応を実施する上で困難だった点は、厚生労働省から2019年にガイドラインが発出されて、その中で労働時間の適正な把握のために使用者が講ずべき措置が示されたことを受け、それにどう適切に対応するかでした。
端的に言えば、ガイドラインでは労働時間を正確に把握し適正に管理しなさいということで、また使用者が自ら現認できなければ、客観的な記録を基礎として確認しなさいということで、本学では以前は主に紙媒体による勤怠管理を行っていましたが、その状況ではお話にはならないということで勤怠管理をシステム化することを前提とした、抜本的な見直しが必要で、かつどのように管理するかということが課題でした。

就業管理システム導入の課題

富田 直樹

システム化するにあたり具体的な論点としては、労働時間を正確に把握するということは不正な取り扱いができないようにしなければならないということです。
また、本学では大学や病院の特有の観点かもしれませんけれども、自己研鑽のために学内に滞在してる時間も多く、出退勤時間=労働時間という直線的な管理方法ではなくて、出退勤時間があって学内の滞在時間として定量的にとらえつつ、その中に所定労働時間や時間外労働、もしくは自己研鑽などを区分して捉える方法が必要かと考えました。
それらを必須として、その結果、各職員の出退勤時刻については絶対に、なりすましができないように顔認証にすることとしました。
これらを網羅することを前提にシステムを探し求め、インフォコムのCWS就業管理システムがマッチングしたことから、導入を決定し2021年1月から稼働を開始しています。

導入後の変化

導入後の変化

CWS就業管理システム導入の効果

富田 直樹

全CWS就業管理システムを導入して良かった点については、これまで把握できていなかった職員の学内の滞在時間や労働時間をリアルタイムで把握することができ、またそれらを可視化することができるようになり、関係者との情報共有を図りながら、迅速に対応ができるようになったと認識しています。
CWS就業管理システムの仕様では勤務計画作成の仕組みが確立されており、この点からも今まで部門毎にしか把握できなかったような、各職員の勤務予定が全職員横断的に把握できるようになったということは大きいと思います。
日々の勤務管理においては入力された事項に誤りがないか、入力漏れがないかを確認することが必要で、それらを自動的にエラーとして吐き出してくれることでその発見が容易となっており、また関係者の負担も少なくしていると思っています。

その他にも新たに求められてる対応として、医師の時間外労働の上限規制の対応、あと勤務間インターバル・代償休息の管理において、システム上で時間外上限や連続勤務時間、あるいは勤務間インターバルに対するアラートが表示可能なため、日々の勤務管理がエラーを解消することで、法律に求められている適切な管理ができているという仕組みとなっていることです。

システム普及のポイント

システム導入のポイント

働き方改革への対応状況

富田 直樹

CWS就業管理システムは法令に遵守した対応ができていると認識しています。
ただ現状においては2024年問題として医師の働き方改革の対応にも直面しており、兼業先の労働時間も含めた法定外の労働時間の把握、あるいは追加的健康確保措置として勤務間インターバルの確保や代償休息の確保、さらには長時間労働に従事する医師に適切に面談を実施する対応が求められているんですけれども、
本学としては既存のCWS就業管理システムで一元的に把握・管理できることが一番合理的で、インフォコムのご尽力により当該システムは知見を踏まえたカスタマイズがされており、現実的にそれらの対応が実現できていると認識しています。
医師の働き方改革への対応については道半ばだと認識しており、引き続きシステム内の変更調整などをお願いしたいと思っています。

医師の出退勤の打刻収集状況は?

富田 直樹

本学における出退勤打刻は本学の主要出入り口に設置した専用機器で顔認証とICカードによる打刻を必要としてるところですが、100%の打刻率を達成しています。
具体的にはICカードを忘れて専用機器で打刻ができなかったということはありますけれども、そういった場合は管理者にその旨を申告し、管理者がシステムに直接、打刻時間を手入力する仕組みとして運用しています。 手入力が多い職員については注意喚起しつつ、全職員に協力していただいてると認識しています。

今後の展望

今後の展望

今後の働き方改革に向けた目標

富田 直樹

今後の働き方改革に向けた計画や目標についてですが、まずは各種労働関連法を遵守した働き方を実現することが目的で、それを実現するためには日々の勤怠管理を適切に管理することが目標となります。
また、医師の働き方改革で求められている対応についてもCWS就業管理システムの情報を元に、対応していくことで、立入検査においても適正に対応していると評価されると認識しています。

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